新たな技術が開発され、それらが安全に利用や運用されるまでには沢山の犠牲やリスクが伴うのは至極当然ですね。
蒸気機関車→ディーゼル機関車→電気機関車→リニアモーター
蒸気自動車→レシプロエンジン→ハイブリッド技術
木造建築→鉄筋&コンクリート建築→超高層建築技術
トンネル掘削(手掘り)→ダイナマイト&ドリル掘削→シールドマシン
様々な病気→動物実験や人体実験→ワクチンや特効薬の研究開発→不治から完治が可能へ
人類は、失敗や事故を重ねながらも、安全性を少しづつ高めながら不可能だった技術を可能にしてきました。
それらの価値は、現代の生活に数え切れないくらい恩恵を与えています。
もちろん、その反面で起こる弊害も皆無ではありません。
スマホ1つを取ってみても、何時でも何処でもメールやネットにアクセス出来る反面、スマホに熱中して凝視するあまりに、駅のホームから転落して怪我したり、信号を無視して事故にあったり逆に加害者になったり、歩行者どおしでトラブルになり傷害事件が起きたり、便利とか楽しい事の裏側にはリスクが必ず存在しています。
どんな素晴らしい技術でも、使う側の人間が完璧でない上に、リスクを意識して使わなければ、必ずミスや事故が起こります。
悲しい事故が起きてニュースになる度に思うのは、それらが遠い未来の新たな技術革新の礎になってくれれば良いなって事です。
スバルの自動車に搭載され始めた衝突回避システムの様に、人のミスや失敗を必ずある物という前提に、それを補完してくれるデザインや設計思想を、これからのあらゆる分野の技術職をめざす人に忘れずに持っていて欲しいです。
世界で唯一の被爆国日本が、原発の安全利用と管理運用技術と核廃棄物の完全処理技術をも確立し、世界に先駆けて実現させる国になって欲しいものです。
そうなれば、故郷を去らなければならなくなった福島の人々の無念さや苦しみが、全く無駄ではなかったと思える日も来る事でしょう。
世の殆どの便利な道具や技術が、身近な誰かを笑顔にする為に生み出された物のはず。
それを自分の私利私欲を満たす為や、人を傷つけたり脅す事に使うのか?、他の誰かを救う為や喜ばせ笑顔にする為に使うのか?
どちらに転ぶかは、人間ひとりひとりの常日頃からの心構え1つではないでしょうか。
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[258] RE:Re: 第三の火 Name:光頭老 Date:2013/04/12(金) 20:50 |
まぁ〜原子力ってのは、人類史上過去の発見発明と比較したら、とてつもなく大きな発見だったと思います。
だから、これを完全に制御出来るようになるには、まだ何十年、いや何百年も掛かるかも知れない?
その間、人類は原子力で、まだまだいろんな悲劇に見舞われるかも知れない? 自然災害で? 戦争で?
しかし人類の英知はいずれこれを克服?、、、そんな期待を込めて書いたのが今回のブログでした。
現時点でのお粗末な管理面だけを捉えて、単に原発反対とは叫びたくなかった!
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